皆様、こんにちは?
気温も暖かくなり街中の桜が綺麗に咲いておりますね?
さて、今回はどうしてお膝に水がたまってしまうのかについてお話させていただきます?
まず、お膝の構造から説明致します。
関節とは、一言で言うと骨と骨のつなぎ目になります!
身体を自由に動かすには、このつなぎ目がスムーズに動かなくてはいけません。そのため、関節には動きをスムーズにする様々な工夫が施されているんです?
例えば、軟骨というものはスベスベした組織で覆われていますし、骨と骨の間には軟骨成分でできた半月板というクッションの役割をしてくれるものもあります!
加えて、お膝の中は関節包という袋で包まれており、その内側は滑膜という膜で覆われています。さらにその膜の中は、関節液というヌルヌルと少し粘り気のある液体で満たされています。
このように、膝関節内部は、滑らかな動きを可能にし、衝撃から膝を守るための仕組みが何重にも備わっている事になります!
お膝の水は、この関節液というものになります!
関節液は関節内にある滑膜という膜から産生され、正常では関節軟骨の表面を潤すくらいのわずかな量です。
通常1〜3mL程度なのですが、多い人だと30mL以上にまで増えてしまうことがあります?
変形性関節症や半月板損傷などにより関節の中に何らかの炎症がおきると過剰に産生され水がたまります。
その他に、骨折や靭帯損傷などの外傷、感染、関節リウマチ、痛風、偽痛風などでも膝に水がたまります。
膝の水を抜いてもまた溜まってしまい、また抜いてたまるというのを繰り返されている方もいらっしゃると思います。また、水を抜いてしまうと癖になるので抜きたくないという方もいらっしゃいますが、それは間違いです!!!
何度水を抜いてもすぐに溜まってしまう場合、膝の炎症が続いていることが原因ですので、抜くこと自体が悪影響を与えているわけではないんです!
逆に溜まった水を放置していると、炎症と痛みをさらに悪化させる恐れがあります。ですので、必要以上に膝の水が溜まりすぎた場合には、なるべく早めに水を抜いてあげて、それと同時に水が溜まる原因を突き止めて、その原因を素早く取り除くことが大切です。
ひざに水が溜まった場合、いくら長い期間待っても自然治癒することはありません。炎症が治らない限り、水はたまり続けるからです。
過剰に膝の水がたまりすぎた場合には、お膝がパンパンに腫れてしまったり、痛みも出てくるはずなので、まずは水を抜く必要があります。水を抜くことで、痛みや膝の腫れといった症状がまず緩和されます。
同時に必要であれば抜いた関節液の状態を確認したり、必要に応じてMRIの検査を行うなどして関節内部の状態を正しく把握します。そうして水が溜まる原因を突き止めた上で、その原因に即した治療を行うことが重要です!
お膝の事でお困りごとがございましたら、ぜひ一度当院にお問い合わせくださいませ?
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